第19回 個展をしよう(3)

前回紹介したポパイカメラさんで個展がしたくって、そのまま相談をしてみたよ。

まずは作品のイメージをしっかり持つことが大事。
ポパイカメラさんならいろいろと作品の相談にのってくれるから安心!

プリントの色味で印象を変えることもできる。

左の写真はパキっとした色合いで鮮やかな印象。
右の写真はやわらかいレトロな雰囲気の印象。

どっちが作品のイメージに合っているのか、まずはL版(89mm×127mm)にのばして考えても良し。
次に写真の質感は光沢に仕上げたいのか、マット(つや消し)にしたいのか、考えてみよう。

鮮やかさを求めるのに最適な、発色のいいつるっとした光沢。
柔らかであったかな印象のマット。マット紙にすると反射をおさえられる。

またフチありにするとかわいい印象になるよ。

ここまでできたら次は作品を並べる順を考えていこう。
ギャラリーは、左から右の順にまわる会場が多い。

一番最初にスタートさせる作品を左側に持ってきてみたよ。
L版で、絵柄の並べ方の順をシミュレーションすることも大事。
このときに、実際に展示したときのイメージも予測しておこう。

次に実際に展示する大きさも考えよう。

左からA3サイズ、A4サイズ、L版サイズ。
大きさを比べてみたよ。

実際のL版の大きさは、会場内で見るとこんなに小さくなってしまう。
せっかく展示するのだから、思いきって大きく見せようよ。

またポパイカメラさんでは写真のかわいいフレームも販売しているよ。

作品のイメージでフィットするフレームを見つけよう。

次回は展示について、よりリアルな情報をお伝えしちゃいます。
お楽しみに。

協力:ポパイカメラ http://www.popeye.jp/

(2013/1/18)

岐阜県生まれ。
名古屋造形大学卒業後、講談社写真部を経て、松本明彦氏に師事後独立。
現在、広告や雑誌撮影等をする一方、写真家としても展覧会での作品発表多数。
優しくかわいく綺麗な世界感を得意とする、新進気鋭の若手女性フォトグラファー
デジタルハリウッド大学講師。
HP:http://wakakojet.com Twitter:@wakakojet