第17回 個展をしよう(1)

さて前回までの記事の中で、撮ったあとの作品をオンライン上で見せたり、部屋で飾ったりしてきたけど、そろそろ作品をまとめて、思い切って1つの空間の中で写真を飾っていきたいと思います。
個展をしてみよう!!

個展をすることで、1つの空間という部屋の中で、写真を客観視することができる。
いろいろな人にも見てもらえるのも魅力のうちの1つ。
では、どこで個展ができるの?
プロじゃないとできないのかな?
そう思っている女子は多いはず。
今回はそんなあなたに発表の場をいろいろご紹介したいと思います。

まず作品・作風・イメージにあう場所で個展をしよう。

下記は、過去2006年頃に私が展示をした例です。
 (2006年「浮く★センチメンタル」シリーズより)
まずは、ヘアサロンで展示をしたよ。

美容院は展示できるスペースのサイズや大きさが決まっているので、それにあわせた大きさで作品をつくるのが大変だったよ。
作品の搬入や飾り付けは営業時間外のお休みの日にやったよ。
営業の妨げにならないように。。。

お客さんが写真をみながら、サロンで綺麗になっていく。
美とアートの空間。。。
お店が賑やかにみえるよう、鮮やかな写真をたくさん飾ったよ。
シャンプー台前のスペースにも飾ることができたよ。
面白いでしょ?

また機会があったら、ヘアサロンでも展示してみたいと思う。

次にカフェ&バーでの展示をご紹介。(2006年「花鰹」シリーズより)

舞台での人物作品を展示したよ。
人物写真作品だったので、写っている人達にも展示に出す許可を得たよ。
ここでも展示スペースに対して、出したい作品数や作品の大きさを考えよう。
展示準備もヘアサロンの時と同様、お店の営業時間外に作業したよ。

昼はカフェ、夜はバー、週末にはクラブっぽい感じでいろいろなイベントが開催される場所。
ここでもいろいろな方に見てもらえるチャンス。

プロの写真家さん達が展示をしているギャラリーや美術館以外に、カフェやクラブ、barやヘアサロンなど、自分の身の回りのお店や環境でも、条件があえば、作品を展示をすることができます。

プロジェクターでも写真を投影。
作品のいろいろな見せ方もできて、よかったよ。

いろいろなお店や場所で、作品を飾ることができるので、ぜひ探してみてね。

また、さらにより多くの人に作品を見てもらいたくて、アートイベント「デザインフェスタ」にも作品を出してみたよ。(2006年より)
審査無しで、プロでもアマチュアでも、誰でも参加することができるよ。
下記は「デザインフェスタ」でのイベントの様子。。。

作品を飾ったりするだけでなく、ポストカードなどを販売もすることもできる。
場所はスペース貸しで借りることができ、展示用具などは事前に申し込めば、イベント会場で借りることもできる。
参加することによって、多くのイベント参加者との交流や意見を率直に聞くことができるのが非常にいい。

作品によって、作風によって、いろいろな飾る場所や見せ方があるよ。

次回もよろしくねっ。

(2012/12/7)

岐阜県生まれ。
名古屋造形大学卒業後、講談社写真部を経て、松本明彦氏に師事後独立。
現在、広告や雑誌撮影等をする一方、写真家としても展覧会での作品発表多数。
優しくかわいく綺麗な世界感を得意とする、新進気鋭の若手女性フォトグラファー
デジタルハリウッド大学講師。
HP:http://wakakojet.com Twitter:@wakakojet