思いもよらない素敵な背景を作り出すフィルター「Bokeh Masters Kit」

製品名:Bokeh Masters Kit
価格:2625円(税込)
入手先:ギズモショップ

 絞りを開けて撮影したとき、背景にあった光源が、丸く、キラキラと浮かんでいるように写っているのを見たことがありますか?

 その光の粒を、いろんな形にして楽しむことができるのが「Bokeh Masters Kit(ボケマスターキット)」です。

 デジタルなアートフィルターなどとは違う、アナログ的な楽しみ方を増幅してくれる楽しいアイテムです。

パッケージのなかには、シート状になった各パーツが入っているので、ハサミやカッターなどで切り離す
さまざまに型抜きされた21種類のフィルターディスクを、付属の輪ゴムでレンズ前面に固定したフィルターホルダーに装着するだけ

 ハートや星、蝶々や飛行機など、さまざまな形にくり抜かれたフィルターディスクが21枚。また、無地のディスクも8枚入っているので、自分の好きな形にくり抜いて使うこともできます。

 Bokeh Masters Kitでの撮影には、開放絞り値がF2.8から、それ以上の明るいレンズが向いています。レンズ径は62mm以下で単焦点の標準〜中望遠レンズなら、美しく楽しいボケで遊ぶことができるはずです。

 レンズにフィルターを装着したら、たとえば逆光でのポートレート撮影や、イルミネーション、ランプ、夜景などを撮影してみて下さい。ファインダーを覗くと、装着したフィルターの形の粒が現れますよ。

 初めての撮影には、ちょっとしたコツがいりますが、いわゆる“玉ボケ”、“丸ボケ”といわれるボケを作るときと同じように、以下のポイントを念頭において撮影してみて下さい。絞り値は開放にしておきます。

  • (できれば)マニュアルフォーカスを使って、イルミネーションなどの点光源をわざとピントをズラして撮影してみましょう。
  • 木漏れ日などの弱い光を利用して、被写体と背景の距離をできるだけ離して撮影してみましょう。
  • 被写体にカメラをできるだけ近付けて撮影してみましょう。
背景の細かな枝葉を利用して、ボケを作ってみた
水面に反射する太陽の光の玉ボケを背景に利用して、ピントをズラして撮影した
夜の道、車や信号機の光をピントをずらして撮影した

 玉ボケの粒が、装着したフィルターの形になって写る、ただそれだけのシンプルな遊びですが、光を意識して被写体を探すことで、楽しみ方は広がります。

 このフィルターを使って、動画も撮影してみて下さい。思わぬエフェクト効果で素敵な仕上がりになると思いますよ!

 クリスマスシーズンが近付くこれからの季節、街のイルミネーションの撮影のお供にぜひいかがですか?

(2012/12/5)
笠井里香

1973年生まれ。自由奔放な3歳男児に育てられつつ、カメラ系の本を中心にフリーランスとして活動中。高校時代から20年超、カメラをただひたすらに愛しており、フィルムカメラをメインに、日々さまざまなカメラをとっかえひっかえしながら、カメラライフを満喫中。愛機は10年来の相棒、CONTAX T3。