VR Watch

「VR酔い」への対処法とは?

買ってすぐVRが楽しめる本「無料で楽しむスマホVR」

高価な機器を用意する必要もなく、スマートフォンと簡易なヘッドセットがあれば手軽に楽しめる「スマホVR」。そんなスマホVRを楽しむための本「無料で楽しむスマホVR(ハコスコ タタミ2眼付)」が12月12日に発売となります。VR Watchでは5回に分けて、この本の中身をちょっとだけ紹介していきます。

無料で楽しむスマホVR(ハコスコ タタミ2眼付)。(※斜視のリスク等回避のため「ハコスコ タタミ2眼」の利用対象年齢は7歳以上です。)

VRを楽しむ上で直面するのが「VR酔い」。本誌では、VRで酔いにくいコンテンツを中心に紹介しているほか、VR酔いの原因や対処法についても解説。今回はその一部を公開します。

基礎知識:VR酔いは現実世界とVR世界の不一致が原因!

VRスコープを長時間使用していると乗り物酔いに似た症状を感じることがあります。これが「VR酔い」です。VR酔いの原因は大きく分けて「フレームレート」「カメラ」「移動」の3つが挙げられます。「フレームレート」は動画が一秒間に表示される絵の枚数のことで、少ないと首を振ったときに見える映像が遅れて酔いやすくなります。「カメラ」はVRスコープを装着したときの見え方で、自分で見回す以外のカメラの動きが入ると平衡感覚が狂い、酔いにつながります。「移動」は現実世界では移動していないのにVR世界上で移動すると感覚の不一致が起こり、酔うことがあります。

VR酔い

個人差がある

VR酔いに関しては個人差があります。例えば普段から一人称視点のゲームでよく遊ぶ人、日常的にVRを体験している人は同じコンテンツでも全く酔わないこともあります。

コンテンツが原因

酔いやすい原因とされる「カメラ」や「移動」は、コンテンツに原因があります。普段から酔いやすい人は、下記に挙げるようなVRコンテンツの体験は避けたほうが無難だといえるでしょう。

自分自身が移動するもの
ジェットコースター系など乗り物で移動するもの。感覚の不一致により酔います。
回転するもの
水平方向に傾きがあるもの。平衡感覚が狂うことで酔ってしまいます。

対策方法:まずは酔いにくいコンテンツを試そう

「VR酔い」は三半規管で感じている情報とVR空間で感じる情報の不一致から起こります。そのため三半規管を鍛える方法も有効ですが、まずは酔いにくいVRコンテンツを体験して徐々に体を慣らすことをオススメします。酔いにくいVRコンテンツの条件は、「プレイヤーの移動がない」「変なカメラワークがない」「三人称視点である」の3つが挙げられます。

酔いを軽減するチェックポイント

☑プレイヤーの移動がない
☑変なカメラワークがない
☑三人称視点である

酔ったときの対処法:気持ち悪いと思ったらすぐ外しましょう

VRを体験していて少しでも気持ち悪いと感じたら直ちに使用を中止し、VRスコープを外して安静にしましょう。VR酔いは長く続けていると目眩や嘔吐、眼精疲労などの症状を引き起こすことがあるため注意が必要です。

本誌では酔いにくいコンテンツを中心に紹介!

「無料で楽しむスマホVR」では、基本的にVR酔いしにくいコンテンツを多く紹介していますので、VR初心者でも安心して色々なコンテンツを楽しむことができます。それでも個人差はありますので、酔ってしまったときは無理せず、上記にもあるように、VR体験を中断してしばらく安静にしましょう。

本誌では初心者にもおすすめな酔いにくいコンテンツを紹介!

本書の仕様

ハコスコ公式 無料で楽しむスマホVR

価格:1,550+税

発売日:2016年12月12日

ページ数:64ページ

サイズ:アンノン版(233×297mm)

監修:Mogura VR

ISBN 978-4-295-00038-9

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