VR Watch

ダンボール製VRスコープ「ハコスコ」とは?

買ってすぐVRが楽しめる本「無料で楽しむスマホVR」

高価な機器を用意する必要もなく、スマートフォンと簡易なヘッドセットがあれば手軽に楽しめる「スマホVR」。そんなスマホVRを楽しむための本「無料で楽しむスマホVR(ハコスコ タタミ2眼付)」が12月12日に発売となります。VR Watchでは5回に分けて、この本の中身をちょっとだけ紹介していきます。

今回は、本の付録となるダンボール製VRゴーグル「ハコスコ」の基本を解説します。

スマホと組み合わせて使う簡易VRスコープ

ハコスコとは、ダンボール製の本体にプラスチック製のレンズが付いていて、組み立ててスマートフォンをセットすることで手軽にVRを楽しめるVRスコープです。レンズを通してスマートフォンの画面を見ることで3Dのパノラマ映像を、スマートフォンのセンサーで顔の動きを感知して映像を動かす仕組みになっています。また「ハコスコ」アプリは、企業タイアップから一般ユーザー投稿まで多くの作品が配信され、多種多様なVR動画をハコスコで楽しむことができます。

充実のユーザー動画

全天球カメラで撮影されたユーザー投稿では、貴重な護衛艦の内覧映像や里山の風景などが投稿されています。

ハイクオリティなタイアップ動画

アイドルのライブ映像やイベント告知などがメインですが、タイアップ動画はどれもハイクオリティでド迫力。見ていて飽きることがありません。

ハコスコのラインナップは大きく分けて5種類!

対象年齢や本体の材質などによって、ハコスコには大きく5種類のラインナップがあります。7歳未満の子どもでも使える1眼タイプの「ハコスコ タタミ1眼」、本誌付録の「ハコスコ タタミ2眼」、2眼専用タイプの「Google Cardboard V2」、プラスチック製で耐久力がアップした「ハコスコDX」シリーズとバリエーション豊富。特に7歳未満の子どもには必ず1眼タイプのものを使用するように注意しましょう。「ハコスコ タタミ」シリーズは、ダンボール製ということもあり耐久力はあまり高くはありませんが、未使用時には畳めて収納 や持ち運びにはピッタリ。DXシリーズにはスコープを頭に固定するベルトが付いているので、手で固定する必要がなく、より高い没入感を得ることができます。

ハコスコ タタミ1眼

1眼/子どもOK/折り畳み式

1眼タイプのハコスコで、3D映像を見ることはできませんが、7歳未満の子どもでも安全にVR体験をすることが可能です。また使用していないときには畳んでおけるので場所を取らずに持ち運ぶことができるのも魅力の1つです。

本体サイズ:16.2×16.0×8.5mm
対応最大スマホ:160×80×10mmまで
価格:1,200円(税別)

子どもは安全のために1眼タイプを使おう!

なぜ、7歳未満の子どもが2眼タイプのスコープを使用してはいけないのかというと、眼球が成長段階の子どもが3D映像を見た場合、眼球に深刻なダメージを受けてしまう可能性があるからです。最悪の場合、治すのが難しい斜視などに発展することもあります。子どもがVRを体験するときには、1眼タイプを使いましょう。

ハコスコ タタミ2眼

2眼/折り畳み式

本誌の付録にもなっている、2眼タイプのハコスコです。3D映像を楽しむことができますが、こちらは7歳未満の子どもには使用できないので注意しましょう。折り畳むと厚さが1cm程になるので場所を取りません。

本体サイズ:16.2×13.0×8.5mm
対応最大スマホ:160×80×10mmまで
価格:1,200円(税別)

ダンボール製だからよごれや水に弱い!

「ハコスコ タタミ」シリーズはダンボール製なので軽く、折り畳むことで持ち運びも簡単です。しかし水に弱く、カバンの中にペットボトルと一緒に持ち運ぶと、結露でグチャグチャになることも。扱い方には十分注意しましょう。

こんなカバンでの運び方は絶対にやめましょう。結露とペットボトルの重量で、修復できないダメージを負うことになるので要注意。

Google Cardboard V2

2眼

GoogleによるCardboardの図面に合わせてハコスコが製作したダンボール製VRスコープ。2眼レンズ対応のアプリにのみ使用することが可能です。スマホのセット方法はマジックテープで留める仕組みです。

本体サイズ:15.4×8.9×8.5mm
対応最大スマホ:130〜160×80×10mmまで
価格:1,500円(税別)

Google Cardboard V2と ハコスコの違い

ハコスコとCardboardは同じダンボール製ですが、スマホのセット方法に差があります。ハコスコはスマホをすき間に差し込みますが、Cardboardは全面を開いてスマホを置き、ダンボールで挟み込んでマジックテープで留めます。

ハコスコ: すき間に差し込むだけなのでセットは簡単。
Google Cardboard V2: マジックテープで留めるので動いてもズレる心配はありません

ハコスコ DX2

2眼/ベルト付き

プラスチック製の本体で、ダンボール製のハコスコとは段違いの耐久性を持っています。頭に固定できるベルトが付いているのも特徴です。またピント調節機能があるなど機能性が高いモデルです。

本体サイズ:193×140×101mm
対応最大スマホ:170×60〜80×12mmまで
価格:6,000円(税別)

ハコスコ DX

2眼/ベルト付き

こちらはプラスチック製ハコスコの第1弾モデル。耐久力の高さと頭に固定できるベルトが特徴です。ピント調節ダイヤルがスコープの内側にあるので、画面を見ながら調節できないのが難点。

本体サイズ:13.4×10.7×6.8mm
対応最大スマホ:160×85×10mmまで
価格:3,000円(税別)

本書の仕様

ハコスコ公式 無料で楽しむスマホVR

価格:1,550+税

発売日:2016年12月12日

ページ数:64ページ

サイズ:アンノン版(233×297mm)

監修:Mogura VR

ISBN 978-4-295-00038-9

インプレスで買う

Amazonで買う