スカイウィングスは2017年9月29日、中国PowerVision社と提携し、同社の水中ドローンを日本国内で販売すると発表した。PowerVision社は水中ドローンの世界最大手。水産業を中心に拡販を進める構えだ。

 販売する水中ドローンは「PowerRay」というもの。本体と操縦器を50~70mのケーブルでつないで陸地や水上から操作する。最大で深さ30mの水中で行動可能で、水中撮影向けカメラや魚群探知機を標準で搭載する。水中の構造物の様子を画像で確認したり、探知機で魚群を探し出すことが可能だ。

図 PowerVision社の水中ドローン「PowerRay」

 スカイウィングスは水中ドローンを漁業の補助や養殖場の管理、船舶底面の点検、水族館やプールの維持管理などの用途に活用できるとしている。そして、日本は領海が広く、水産業が盛んであることから、ドローンを導入することで業務効率を上げられるとアピールしている。