スカイロボットは、2017年9月25日、ドローンに着脱可能な赤外線カメラ装置「SKYFUSION(スカイフュージョン)を発売した。

「SKYFUSION(スカイフュージョン)」は自身の持っている小型ドローンに、ドローン搭載用赤外線カメラ「FLIR VUE」シリーズを簡単に装着できる。工具は使わず、約2分で簡単に装着・取り外しが可能だ。ビルやマンションの外壁・太陽光発電施設など、足場の悪い環境でも各種の点検・監視業務を実施できる。可視光カメラも搭載しているため、防災・消防・セキュリティーなど様々なシーンで活用できる。

ツインカメラで通常の4K映像と温度の差分を同時撮影することができる

操縦士の手元のツインモニターに赤外線アナログビデオ映像をリアルタイムで伝送できるため、気になる箇所があったら、その場で静止画像をキャプチャーし、問題個所などをマークすることもできる。また、専用ソフトを使用してカルテや動画を依頼者に転送し、問題点などを報告することも可能だ。

セキュリティー、消防、家畜・野生動物の監視、行方不明者の捜索、防災など多様なシーンで活用できる

FLIR VUEシリーズは、重量が95~120gとドローン搭載用に最適化された形状と機能と重量を兼ね備えた赤外線カメラ。高画質VGAとQVGA画像に対応している。ラインアップとして、動画撮影・出力機能のみで画像記録機能のない「FLIR VUE」、内臓Micro SDカードへの動画・静止画記録機能を持つ「FLIR VUE Pro」、さらにラジオメトリー(放射温度測定)機能を付加した「FLIR VUE Pro R」の3種類がある。

赤外線カメラ「FLIR VUE」