ドローン・ジャパンは2017年9月22日、同社が推進している「ドローン米プロジェクト」で生産した「ドローン米」を東京・池袋の料理店で提供すると発表した。提供店は池袋の「japanese kitchen HITOHANA」で、9月25日から提供を始める。

図 東京・池袋にあるレストラン「japanese kitchen HITOHANA」。JR池袋駅北口から徒歩5分の場所にある

 ドローン米プロジェクトは、ドローンジャパンが推進している次世代技術を活用した農業活性化プロジェクト。マルチスペクトルカメラを搭載したドローンを飛行させ、生育状況、水、追肥の必要箇所、収穫時期などを精密に解析する。農家は得られた分析に従って作業をすれば生産効率が上がり、農薬、化学肥料に頼らずに消費者に安全な方法でおいしい作物が提供できる。HITOHANAは「ドローン米プロジェクト」の志に賛同していることから、今回国内の飲食店では初めてドローン米を提供することになったという。

図 2017年度にドローン米栽培に取り組んだ全国の農業従事者

 現在のところ全国7地域の農業従事者がドローン・ジャパンの助言を受けて、ドローン米を栽培している。現在は主に海外の富裕層を対象に生産しているという。2017年8月からは日本国内を対象にドローン米の通販も始めていた。