ドローンジャーナル

過疎化が進む町をドローンで暮らしやすく、リアルグローブ、EDAC、熊本県南小国町が協定を締結

 リアルグローブは2017年8月21日、一般社団法人 救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会(通称:EDAC)、熊本県阿蘇郡南小国町との間で「ドローンを活用したまちづくりに関する協定書」について合意した。22日には調印式を開催し、協定を締結した。小国町では過疎化と高齢化が進む将来に備えて、ドローンを活用して、町の安全を確保し、さらに地域住民に便利なサービスを提供することを目指す。この事業は、2016年度総務省身近なIoTプロジェクト「救急医療・災害対応におけるIoT利活用モデル実証事業」の成果の実用化事業として実施する。

 今回の合意で、ドローンを活用して老朽化した社会基盤の点検ができる体制を作ることを目指す。さらに、ドローンを地元のさまざまな産業に活用する。そのために、ドローンを十分活用できるかどうか、活用できたとしてどれほどの効果があるのかといったことを確かめるために実証実験を実施していき、サービスの実用化を目指す。人口減少が進む町でも、ドローンをうまく活用することで街の安全を守ることができ、便利なサービスも利用できることを実証するというわけだ。

 この事業では、ドローンの管理とドローン搭載カメラの映像を管理するために、リアルグローブが開発したクラウドサービス「Hec-Eye」を活用する。このサービスは複数のドローンを対象に、それぞれの現在位置情報を受信し、その位置を地図上に表示してドローンの運行監視を可能にする。さらに、飛行中のドローンが撮影中の画像をリアルタイムで視聴する機能なども備える。

 また、ドローンが撮影した静止画や動画データの撮影地点データを見て、静止画や動画のデータを地図上に配置するという機能も持つ。撮影地点の位置にサムネイル画像を配置すると言う形でデータを整理することで、どこで撮影したデータなのかがひと目で分かるようにするわけだ。

Hec-Eyeができること

 Hec-Eyeは現在開発中で、2017年秋にベータ版を公開する予定となっている。リアルグローブは同社のWebページ( https://hec-eye.realglobe.jp/ )でベータ版のテストユーザーを募集している。