ドローンジャーナル

国土地理院、九州豪雨の被災現場の様子をドローンでとらえた動画を公開

 国土交通省国土地理院は2017年7月8日、6月30日から九州北部を襲った豪雨で大きな被害を受けた場所の様子を示す動画を公開した。国土地理院がドローンを使った測量を支援するチーム「国土地理院ランドバード」が撮影した。このチームは平時はドローンを使った測量に必要な助言、支援、指導といった業務に携わっているが、災害発生時は現場に向かって、ドローンを使って被災地の様子を撮影する任務を受けている。

 公開した画像は14点。「佐田川」(福岡県朝倉市)に並走する道路が大きく崩れているところや、 「大肥川」(福岡県朝倉郡東峰村)に架かる国道211号線の橋梁が崩れているところ、「花月川」(大分県日田市)に架かるJR九州 久大本線が通る鉄橋が流失している様子などを確認できる。

花月川に架かる久大本線の鉄橋が流失した現場を捉えた映像(出典:国土地理院)

 動画は、7月7日から8日の2日間で撮影した。再生時間は3分程度のものが多く、長いものでは8分半ほどになる。花月川に架かるJR久大本線の鉄橋が流失していることが判明したのが7月5日の21時ごろ。そこからわずか1日程度で現場撮影を始められたのは、飛行の準備に時間がかからないドローンの特性が活きた形だ。

 また、動画を見ると増水した川に沿って、被災現場を近距離から撮影している。人間による撮影や、ヘリコプターによる撮影では難しい。近距離から被災状況を撮影しているので、その状況を鮮明な画像で、詳細に渡って確認できる。国土地理院も、被害状況を把握するために国土地理院ランドバードを派遣したとしている。