ドローンジャーナル

「ドローンを使って鹿を探し出せ!」、ドローン・フェスのメインイベント参加チーム募集

 長野県伊那市、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)、ブルーイノベーションは2017年7月5日、ドローンを使って鹿を探し出す競技「鹿検知コンペティション」の参加チーム募集を開始した。鹿検知コンペティションは10月18日~21日に開催予定の「ドローン・フェス in INA Valley」のメインイベントとなる競技だ。イベントの企画運営はブルーイノベーションが担当し、JUIDAが監修の役目を担う。

 伊那市では農林業への鳥害、獣害が多く発生しており、中でもニホンジカによる害が多く発生しており、関係者は対応策に頭を悩ませている。伊那市に限らず、ニホンジカによる害は日本各地で発生しており、日本全体の問題にもなっている。ドローンを活用することでニホンジカを効率良く、素早く検知できるならと期待した伊那市が、今回のイベントを主催することになった。

 ドローンを使って鹿を見付け出すこの競技は、日本で初めてのものになるという。鹿を探す競技を通して、ドローン関連技術や操縦技能の進化を促進することは、ドローン産業全体の活性化につながり、日本全体の産業振興にも貢献すると開催する3者は考えているそうだ。

 鹿検知コンペティションの開催日は10月19日と20日の2日間。両日とも競技時間は10時から15時まで。競技の準備は9時から始められる。会場は伊那市の鹿嶺(かれい)高原。指定エリア(約700×200m)に設置した鹿のダミーを、ドローンを活用して速く、正確に検知できるかを競う。ドローンは原則として自律飛行で航行させる。鹿のダミーを検知する手段は問わない。

 検知対象の鹿のダミーは木製で、「特定の色」に着色する。ダミーの大きさと色は統一する。そして、何らかの方法で周囲よりも高い温度を発するようにするという。ダミーのサイズ、色、発熱方法、温度などの詳細情報は参加が決まったチームに後日伝えるとしている。

鹿のダミー(試作品)

 募集するチーム数は15チーム以内。複数名が参加する団体のみが申し込める。先着順で受け付け、一定の審査を経て参加チームを決定する。参加費用は無料。しかも参加が決まったチームには研究開発などの準備運営費用として12万円を支給する。

 2日間の競技でそれぞれのチームが獲得したポイントで順位を決める。優勝者には伊那市長賞として現金100万円を贈呈する。2位のチームには50万円、3位のチームには30万円の賞金を贈る。さらに、独自の技術で検知を試みたチームには特別賞(新産業技術推進協議会長賞)として20万円を贈呈する。

 伊那市はこの鹿検知コンペティションで優秀な成績を残したチームの研究開発を支援し、ドローンを活用した効果的なニホンジカ対策を実現させることを目標に、イベント終了後も継続して協力し、先進的な試みに挑戦していく予定だとしている。

【「鹿検知コンペティション」の概要】
実施期間2017年10月19日(木)~10月20日(金)の2日間
実施会場長野県伊那市 鹿嶺高原(長野県伊那市長谷非持(はせひじ)3817-1)
参加費参加費無料
競技ルール■鹿嶺高原における指定エリア(約700m×200m)に設置した鹿ダミーについて、 ドローンを活用していかに正確に速く検知できるかを競う。■ドローンの飛行方法は、 原則、 自律飛行にて行う。■検知の方法や使用する機器は自由です。
募集チーム数15チーム以内(先着順/参加受付には一定の審査あり)
賞金優勝(市長賞)100万円、2位50万円、3位30万円、特別賞(新産業技術推進協議会長賞)20万円、参加賞(各参加チームに)12万円