ドローンジャーナル

アイ・ロボティクス、数1000m上空に大量のドローンを常駐させる「SKYPROBE構想」を発表

  アイ・ロボティクスは2017年5月31日、高高度の上空に大量のドローンを常駐させる「SKYPROBE構想」を発表した。高高度の定義はさまざまだが、数1000mあるいは1万mを超える上空を指すことが多い。アイ・ロボティクスはこの高度に常駐型ドローンを大量に配置し、網の目のように地球を覆うことで、災害への素早い対応や海洋資源の調査、物流などに応用できる可能性があるとしている。

 高高度に大量のドローンを常駐させて、ある種の社会基盤とする構想はヨーロッパのAirbus社やアメリカGoogle社、Facebook社も提唱している。アイ・ロボティクスは現在の技術の進化の速さを考えると、10年以内に実現できると考えているという。そして、その社会基盤をいち早く作り上げた企業が世界的に主導権を握るとしている。また、実現するための基礎技術の多くを日本の研究機関や企業が保有しており、日本発の技術を結集させることでこの社会基盤を構築でき、世界的な主導権を握ることが可能だともいう。

地球を覆うように大漁のドローンを上空に常駐させる

 アイ・ロボティクスはこの構想を前進させるために、まずは2018年度中に日本からアメリカ・シリコンバレーまでのおよそ8000kmを飛行する無人機の開発に挑戦するという。太平洋を上空のジェット気流に乗って横断するドローンを開発するには、燃料電池、機体の素材、衛星を利用した機体制御技術、自動航行技術、通信技術、そしてすべてを制御するソフトウェア技術などを各所から結集させて、最適な形で組み合わせる必要がある。アイ・ロボティクスはこの挑戦を日本企業の力を合わせて成功させるために、協力企業を募っているという。