プロドローンは2017年5月9日、マルチコプター型ドローン「PD6-AW-W」を開発したと発表した。機体下部にウインチが付いており、ドローンの着陸が困難な場所でも、ウインチに荷物を吊り下げることで荷物の運搬が可能になる。急斜面の山岳部や、水上での荷物運搬に役立つ。雨天でも飛行可能な設計になっているところも特徴だ。

プロドローンが開発した「PD6-AW-W」。機体底部にカラビナがぶら下がっており、カラビナはワイヤーとつながっている。この写真ではワイヤーは巻き取った状態になっている

 PD6-AW-Wの最大積載量は5kg。最高で時速65kmで飛行でき、秒速10mの風の中でも飛行可能だ。プロペラはモーター駆動で、電源として1万mAの蓄電池を2つ搭載できる。飛行可能な時間は10分~20分。

 6つあるプロペラの中心部はお互い1260mm離れており、それぞれのプロペラの直径は544mm。全高は770mmで、機体重量は5kg(仕様はあくまで暫定値)。