ドローンジャーナル

OKI、300m先にあるドローンを探知するシステムを発売

沖電気工業(OKI)は2016年11月15日、ドローンの飛来を検知するシステム「ドローン探知システム」の新型を発売した。音響センサーでドローンの飛行音を探知し、音声信号を分析することでドローンが飛来してくる方向とドローンの位置を探知するシステム。2015年6月に発売した従来型を基に、音響センサーを変更することで、探知可能な最長距離を150mから300mに伸ばした点が最大の特徴だ。

 従来型は指向性が無く、水平360度の範囲で探知する音響センサーを使っているが、新型では、音響センサーにパラボラアンテナと同じ形の反射器を取り付けて指向性を持たせるなどの変更を加えた。その結果、探知可能な最長距離を300mに伸ばすことに成功した。

 今回発売するシステムは反射器を取り付けた音響センサーを2つ使う。沖電気工業はこのセンサーを2つセットで「デュアルパラボラ型指向性音響センサー」と呼んでいる(写真)。今回の変更で探知可能な距離は伸びたが、探知可能な範囲は水平90度になった。全方位で探知可能にするには最小で4セット必要になる。

デュアルパラボラ型指向性音響センサー。反射器を取り付けて指向性を持たせることで探知可能な距離を伸ばした

 音声信号を分析する機能も改良した。設置した場所の周辺で発生している雑音を取り除く「背景雑音除去機能」と、探知感度を調整する「感度調整機能」を加えた。これで騒音が発生している場所での探知性能が上がった。さらに、オプションで光学カメラを用意した。カメラとドローン探知システムを連携させることで、ドローン飛来時の映像を録画して、履歴として残すことなどが可能になる。

 価格は600万円(税別)から。設置工事の費用は別料金となる。重要施設の監視、要人警護といった用途に向けて、施設管理者や警備会社などに売り込んでいく予定だ。