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パソコンユーザー、半数がネット環境改善を希望~コンピュータ・ニュース社調べ

  インターネット接続ユーザーのおよそ半分は環境改善を求めている――。コンピュータ・ニュース社がまとめたアンケート調査によるもので、パソコン利用についても単なるインターネット活用からホームページの作成と運用に移行しており、これに伴って接続回線はADSLへの希望が最も高くなった。

  調査は昨年12月末から今年の1月10日までに同社のホームページ上で、アンケート形式によって行われた。有効回答数は680。男性58%、女性42%だった。

  まずパソコン利用の環境改善について全体の半数を占めたのは「インターネット接続回線の改善」で49.6%。「ケーブルレス化」が18.2%でこれに続いた。

  また希望する接続回線は「ADSL」が28.9%でトップだったほか、「フレッツ+ISDN」は26.4%。さらに「ISDN」15.8%、「光ファイバー」12.5%、「CATV」15%などと続く。

  このほか2000年のパソコン利用状況と2001年の利用意欲については、昨年72%と高かった「インターネット活用」が今年は19.9%に激減し、その代わりに「ホームページ作成と運用」が3.4%から21.9%へ、「デジタルAV機器との連携やデータの編集加工」が1.9%から13.5%へと伸びた。パソコン利用の多様化が数字になって表れた、といえそうだ。

■URL
・コンピュータ・ニュース社
http://computernews.com/
・コンピュータ・ニュース社/マーケットビュー
http://www.computernews.com/marketview/marketview.htm

(市川徹)
2001/02/13 09:34