NTT（9432）は28日、ブロードバンドインフラをベースとする光ソフトサービス事業について、2001年4月には国内の地域を限定して高速光インターネット接続試験を開始することを明らかにするとともに、サービスプロバイダーや家電メーカーなどと積極的なパートナー契約を結んでいく方針を決めた。当初は10Mbpsでスタート、早い時期に100Mbpsのアクセスサービスを想定したビジネスモデルの構築も進める考えだ。

　 NTTは、今年を光ネットワークサービスの元年に位置付け、今後はこのネットを使った情報流通、いわゆる「光ソフトサービス」に焦点が集まると指摘。具体的には（1）放送や出版などでのデジタルコンテンツ配信（2）流通や金融での光コマース（3）通信や医療、公共などの「光コミュニティ」―などに注力していくと説明している。

　 この実施について2001年4月には地域を決めて高速光インターネットの接続試験を開始する。同時にあらゆるジャンルのパートナーを募って市場開拓を進め、高いレベルのインフラ環境のもとで、高度なサービス実施に移行していく、としている。