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アイボの友だちに~ソニーが人間型小型ロボットを試作

  ソニー(6758)は21日、小型で2足歩行するエンターテインメントロボット「SDR-3X」を試作したと発表した。基本アーキテクチャーとして、同社が既に販売開始している「AIBO」シリーズに使用している「OPEN-R」を採用。新たに開発した関節を駆動する3種類の小型アクチュエーターと全身の関節を制御する「全身協調動的制御システム」を「OPEN-R」上に適用することで2足歩行を実現した。

  身長50センチで重量は5キロ。歩行速度は1分当たり15メートルで、約20種類の音声を認識するとともに、同数種の言葉を音声合成で返答する。全身に24カ所の関節をもち、片足でのバランス立ちや、起き上がりなど人間型ロボットには難しい高度な動作もできる。無線LANカードの装着によりリモートコントロールすることも可能。

  ソニーはアイボ同様、製品化を前提にしているが、完成までには1年以上を要す見通し。一般家庭向での“パートナー”としての商品化を念頭に置いているという。24日から3日間、横浜市のパシフィコ横浜で開催されるパートナー型ロボット博覧会「ROBODEX 2000」に出展する。

■URL
・ニュースリリース
http://www.world.sony.com/JP/News/Press/200011/00-057a/
・ソニー
http://www.sony.co.jp/index_ie.html

(塩谷麻樹)
2000/11/21 17:39