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[コメント]
 統合により総資産は134兆円に膨れ上がったものの、その収益性と健全性ではライバル金融機関に比べて見劣りする。不良債権残高は4兆7,391億円にも達し、貸出残高に占める比率は5.5%の高水準。その半面、不良債権の損失化に備えて計上している貸倒引当金と剰余金の残高は4兆6210億円と、4大メガバンクで唯一、不良債権残高を下回る。実質業務純益ベースの過去3カ年平均のROA(総資産利益率)も0.48%で東京三菱銀行の約6割。2003年3月期で連結純利益を2000年3月期比3倍の5800億円に拡大する計画を打ち出しているが、果たして実現できるか。リストラや成長分野への重点的・効率的資源配分の可否がカギを握る。

 その点からも注目されるのが、2002年4月に予定している「最終統合形態」への移行。持株会社の下で会社分割法制を利用して3行をシャッフル、機能別・市場別の3銀行に再編成するという案だ。机上論では理想ともいえる形態だが、新銀行を一から立ち上げるならともかく、属性も歴史や文化も違う既存3行間で、このような試みが成功するのか。金融界では「疑問」との声が大勢だ。

富田 隆志
(2000/11/14)

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