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2011年1月24日

寒い冬でも気持ちよく音楽が聴ける!!
イヤーマフヘッドホン
「DN-PLHP501BW」を試してみた

 

上海問屋がラインナップする豊富な周辺機器の中から、注目の一品を紹介するこのコーナー。今回は、これからますます寒くなるタイミングに便利な、季節モノのアイテムを紹介しよう。イヤーマフ(耳当て)の付いたヘッドホンだ。

ありそうで意外とない?
イヤーマフ兼用ヘッドホン

「地球温暖化」という言葉とは逆に、ここ最近は年々寒くなっているのではないかと思えるような気温が多い今日この頃。しかも1月は、地域によっては、これから冬将軍が本格的に活躍するという時期でもある。

そんなこの季節で、外出の際には忘れてはならないのが防寒アイテムだ。その中でも代表的なものの一つが、イヤーマフ(耳当て)だ。とくに寒さの強い地域では、耳がしびれることを防ぐための必需品と言える。

「DN-PLHP501BW」本体。全体は黒い毛皮風の起毛素材で覆われている。見た目もふわふわしているが、イヤーマフとして重要な暖かさや肌触りもよい

本機は、冬の屋外でも快適に音楽を聴けるようにするため、イヤーマフの中にヘッドホンを仕込んでしまった、シンプルながら非常に嬉しい製品なのだ。

そんな本機の外観は、ヘッドバンド部までを含めて、本体全体が柔らかい起毛素材のカバーで覆われている。ヘッドホンと知らずに見ると、まさしくイヤーマフそのものに見えるだろう。毛の部分の光沢感も十分で、見た目からして暖かそうだ。

そしてイヤーマフとして重要な、カバーの肌触りも非常にスムーズ。すべすべしていて、とても好感触だ。

ヘッドホンとして見た場合の特徴としては、ケーブルが着脱式になっているところが挙げられる。イヤーマフとして使う場合などはケーブルを外しておけるため、邪魔にならないのだ。

そしてもう一つの特徴は、付属品が多いことだ。まず、イヤーマフとしての機能のキモとなる本体のカバーは、標準の黒に加えて、白のものが一式付属する。気分によって色が変えられるだけでなく、カバーを洗濯する際にも、もう一色を予備として使える、嬉しい仕様だ。

またヘッドホンとしては珍しいのが、ヘッドバンドとカバーが2種類用意されていること。頭の大きさに合わせて長さの異なる2本(SとL)が用意されている。

今回試用した製品は、標準では短いSサイズが取り付けられていたが、これは頭の小さい人向けなので、もし購入してキツイと思ったら、Lに交換するのがよい。

ヘッドバンドやカバーの交換方法は、上海問屋公式の製品紹介ページ(記事の末尾にリンクあり)で詳しく紹介されているので、そちらを参考にすると簡単にできる。

付属する交換用カバーの一覧。これが(まがりなりにも)ヘッドホンの付属品とは思えない? ヘッドホンケーブルの接続端子。簡単に着脱できるので、純粋なイヤーマフとして使う場合にはコードが邪魔にならない、嬉しい設計だ ヘッドホンコードももちろん付属。端子形状は入力(危機)側がステレオミニプラグ、出力(ヘッドホン)側ミニプラグ×2となっている

音の傾向はいい意味で絶妙なバランス
楽しく・あったかに音楽が聴ける

カバーをすべて外した状態。この状態で普通のヘッドホン風として使える……と思いきや、実はヘッドバンドが緩くなってしまい、実用には適さない。ここはちょっと惜しいところ

さて、今回は2週間ほど実際に本機を使ってみたのだが、いい意味で楽しいアイテムであることが実感できた。

まずヘッドホンとして気になる音質だが、実はいい意味で驚かされた。

というのも筆者は、本機の価格は999円(税込・送料別)とヘッドホンとしてはかなり安い。その上でイヤーマフとしてのカバーが充実しているため、正直ヘッドホンとしては価格なり……と思っていたのである。

しかし実際に音を聞いてみると、いい意味で印象を裏切られると感じるものだった。全体的な音作りの傾向こそ低価格な製品に多いドンシャリ型(低音と高音を強調したタイプ)ではあるのだが、ぎりぎりで強調しすぎない程度になっているため、ボーカル曲からクラシックまで、ジャンルを選ばず適当なバランスで聞けた。

また、試聴する前は、カバーを通すと音がこもってしまうのでは?

と思っていたので、カバーを外しても聞いてみたのだが、カバーを付けても音の崩れやこもりはなかった。

本連載でも何回か紹介しているように、上海問屋のサウンド関連アイテムは意外な本格派が多いのだが、本機もそうしたアイテムの一つといえるだろう。

カバーを全て白に交換した状態。黒の状態とはかなり印象が異なる。仕上げや手触りも高級感があるので、機会があったら実物を見てほしい 耳当て部分のカバーはファスナーで留める方式なので、取り付けは簡単だ ドライバーユニットを取り外してみたところ。イヤーパッドはいわゆる耳覆い式になっている

対して気になったのが、イヤーマフとしての性能を高めるためか、側圧(耳に対する圧力)が強めな点だ。とくに最近のヘッドホンは側圧が弱い製品が多いため、そうした製品を普段から使っていると、「ちょっとキツめかな」と思えるほどだ。

ただしこれは、試聴していくうちにあまり気にならなくなったので、十分慣れられるレベルと感じた。

使っているうちにちょっと惜しいと感じた点もある。それは左(L)側と右(R)側の見分けだ。これは付属のケーブルの端子(ヘッドホン側)に書かれているのだが、黒のプラスチックへの刻印になっているので、付けた状態ではカバーに隠れてしまい、ちょっと見えにくいのだ。

こうした点はあるが、それでも本機は価格が手ごろで、ヘッドホンとしても意外に使え、なんといってもイヤーマフとしてもしっかり暖かい……と、三拍子揃った(?)モデルだ。送料を除けば1000円を切るので、ピンと来た方はぜひとも一度使ってみてほしい。

■耳あて(イヤーマフ) ヘッドフォン
DN-PLHP501BW 製品情報

http://www.donya.jp/item/18785.html

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