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パナソニック、切り傷に強い「タングステン手袋」 フィラメント技術応用

パナソニックは、白熱電球のフィラメント技術から生まれた「タングステン耐切創手袋」8種を10月21日より発売する。ランプのフィラメントやコイルの製造など照明事業で培った“タングステン細線化技術”を、耐切創性と快適な作業性を両立した手袋に応用したもの。価格は1,821円。

タングステンはダイヤモンドの次に硬く、金属の中で最も融点が高いため、耐熱性や高温下での使用に優位性がある希少金属。弾性率は一般的に鉄系材料の約2倍で、同じ応力下でも変形が小さい。

耐切創手袋は、高レベルの「耐切創性」(欧州規格 EN388:2016(ISO13997)基準)と、薄くてやわらかい「快適な作業性」を両立。洗濯や紫外線にも強く毛羽立ちにくい「耐久性」にも優れる。

通常タイプと、手のひらゴムコート付きの2種をラインナップ。手のひらゴムコート有りのタイプでは、耐油性、耐摩耗性、引き裂き強度に優れたニトリルゴムを採用し、高いグリップ性も備える。耐切創レベルは、手のひらゴムコート無しがレベルE、手のひらゴムコート有りがレベルFで、より強度が高い。

通常タイプ
手のひらゴムコート付きタイプ

両タイプともサイズは、S/M/L/LLの4サイズ。サイズにより口ゴム部分の色が異なる。

工事や製造現場でのプロユースの他、一般家庭での災害時への備えやガーデニング、DIY、アウトドアレジャーなどでの使用も推奨されている。