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YouTube、薬機法違反など日本特有の違反広告を検出。55万件削除

Googleは、YouTubeにおける安全性を高めるため、ポリシー違反のYouTube広告に対する新しい取り組みを開始した。

YouTubeに掲載されるすべての広告は、Googleの広告掲載のポリシーとYouTube広告の要件を満たす必要があり、これまでも日々多数の違反広告を削除している。しかし、悪意ある第三者は、使用停止を避けるために頻繁に行為を変えるため、Googleのシステムで100%削除できるわけではという。ただし、システムは不正使用のパターンを学習し続けており、時間の経過とともに向上。また、視聴者からの報告を受けての削除も行なっている。

YouTubeでは、日本で報告される事例や日本特有の事象に特化した検出システムを改善。機械学習と専門チームの目によるレビューを組み合わせ、これまで事前削除できなかった「日本特有の性的に思わせぶりな表現」や「誇大広告」、「薬機法違反」などのポリシーに違反する広告を2020年6月以降55万件追加で削除した。

YouTubeでは、ポリシーやシステムへの継続的な投資を行ない、今後も改善を続けていく。また、ポリシーに違反している可能性のある広告を見た際には、引き続きYouTubeに報告するよう求めている。