ニュース

幕張に超高層老人ホーム。プライベート庭園や露天風呂完備

三井不動産レジデンシャルは、千葉県千葉市美浜区において、首都圏最大級のシニアレジデンス「(仮称)パークウェルステイト幕張計画」を8月31日に着工した。三井不動産レジデンシャルウェルネスが運営し、2024年秋の開業を予定している。

「パークウェルステイト」ブランド最大規模となる第5号物件で、幕張新都心で進行する住宅・商業など複合機能を備えた大規模開発街区「幕張ベイパーク」内に開業する住宅型有料老人ホーム。幕張ベイパークエリアマネジメント(B-Pam)と協力し、多世代の人達が交流・参加できるアクティビティも検討していく。

建物は地上28階の免震設計。総居室数617室。地域に開かれた広大な外庭と、入居者が楽しめるプライベートな中庭・屋上庭園を計画。屋外空間の緑地面積は約6,600m2、中高木は約2,400本にのぼる。

敷地中央の外庭にはいくつもの園路を配し、多彩な植物と四季の移ろいを楽しめる。また、中庭ではコーヒーを飲みながら本を読んだり、水景の音を感じながらくつろげるほか、屋上庭園では広大な公園を臨みながら日光浴をして過ごすなど、ゆったりとした時間を過ごせる場所を用意する。

各共用施設は中庭や外庭に面する緑に包まれた空間とし、リゾートホテルのような自然と調和するインテリアデザイン。レストランは外庭の緑と水景を臨めるメインダイニングや、中庭の緑やライトアップを眺めながらお酒を楽しめるバーダイニングなどを設置。その他、公園を臨むフィットネスルームや露天風呂、最上階には幕張ならではの海と空を一望できるスカイラウンジとパーティールームを設ける。

パークエントランス完成予想イメージ
エントランスロビー完成予想イメージ
メインダイニング完成予想イメージ
大浴場完成予想イメージ

居室空間はマンション事業のノウハウを活かしたデザインとクオリティとし、車いすの回転スペース確保や、生活リズムセンサーなど、シニア向けの機能を備える。

千葉県南部の基幹病院である亀田総合病院などを運営する「亀田グループ」とのパートナーシップにより、医療連携、介護サービスを提供。医療連携では、亀田総合病院附属幕張クリニックおよび亀田MTGクリニックと連携し、病気の予防や早期発見のための定期的なヘルスチェックサービスなどを提供。通院時はシャトルバスも運行する。

看護・介護サービスとしては、24時間体制で看護婦が常駐。将来介護ニーズが発生した場合に備え、物件内に介護専用フロアを用意している。

感染症対策として、非接触型のセキュリティ、エレベーターボタンを実装し、共用部には適切な換気量・湿度を保つ換気設備、調湿設備を導入。接触頻度が高い場所への抗ウイルス剤の塗布や、ICTを活用した共用施設の混雑状況提供なども行なう。

災害対策としては、約10,000Lのオイルタンクと非常用発電設備(750kVA)、ガスコージェネレーションシステム(25kw:3台)を設置。停電時でもエレベーターやレストラン等共用部の一部や、全介護居室の空調・照明・電気を72時間稼働できる。また、全入居者用の非常食・飲用水を約3日間分備蓄している。

所在地は千葉県千葉市美浜区若葉3丁目1番23(地番)。建築確認対象面積は24,589.34m2。延床面積は49,596.39m2。一般居室面積は約42m2から約71m2台。