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イオンモール川口、5月28日開業 本格“スマートストア”

イオンは、埼玉県川口市に新たなショッピングモール「イオンモール川口」を5月28日にグランドオープンする。

同商業施設は、1984年に「川口グリーンシティ」の核店舗「ジャスコ川口店」としてオープンして以来、2018年8月末まで34年間営業。一旦営業を終了し、改装工事を行なっていた。

新生「イオンモール川口」のコンセプトは、「kawaguchi green park」で、緑溢れる公園のような環境をイメージしている。出店店舗数は従来の2.1倍、敷地面積は1.5倍、駐車場も2倍となるなど、従来から規模を大きく拡大した。埼玉県下では、ふじみ野、上尾に続く新店舗で、県内では25店舗目。

ニューノーマルな社会環境に合わせ、リアルとデジタルを融合した最新型のモールとし、デジタルトランスフォーメーションを駆使した初の本格的な「スマートストア」と位置づける。イオンモールアプリを使った「モバイルオーダーサービス」や、出前館と連携した「フードデリバリーサービス」などを導入し、ニューノーマルなニーズに対応。エリア最大級の39店舗からなるグルメゾーンや、大型専門店からライフスタイルまで日常に寄り添う約150店舗の他、地元から要望の多かったシネマやフィットネスも出店する。

スマートストアとしては、シェルフサイネージを導入。商品棚にあるバーコードを読み込めば商品ページなどをスマホで確認できる。また、AIカメラを店内各所に設置し、酒販売時にレジで未成年であることを自動検出したり、売場で立ち止まって困っているような人を検出して接客対応するなど、店内オペレーションに活用する。また、鮮魚売場などでは、食品加工のライブ配信なども行なう。

ネットで注文した商品を送料無料で受け取れるネットスーパー対応の施設も用意。車に乗車したまま受け取れる「ドライブピックアップ」や、好きなときに受け取れる「ロッカーピックアップ」、カウンターで受け取る「カウンターピックアップ」の3通りを提供する。

店内専用のスマホ端末を使い、自分で商品を決済できる「レジゴー」も導入。商品をその場で決済できるため、マイバスケットなどを持っていれば、商品を詰め替えることなくそのまま店から出ることができる。

建物は地上4階建。1階はイオンスタイル、食物販ゾーン「Hills Kitchen」、レストラン「HILLS DINER」、などのほか、ユニクロ、無印良品などの大型店が出店。川口市は平地と台地の起伏に富んだ地形で、イオンモール川口がその結節点の丘(HILL)に位置していることから、食のゾーンに「HILLS」の名称を取り入れている。

2階は、中央が初出店など15店舗が出店し、座席数1,000席のフードコート「FOOD FOREST」を中心にスポーツ用品店「XEBIO」や、フィットネスクラブ「ティップネス」などの他、ファミリーカジュアル&グッズを取り扱う店舗が出店する。

3階は、「未来屋書店」「トイザらス」「ヤマダ電機」などの他、ホビー&ライフスタイル雑貨や、デイリーファッションを取り扱う店舗が出店。4階は、10スクリーンを備える「イオンシネマ」が出店する。

所在地は埼玉県川口市安行領根岸3180番地、敷地面積は約78,000m2、延床面積約126,000m2。駐車台数約2,800台、駐輪台数約1,500台。