ニュース

マイナポイント、カード申請期限を4月末まで延長

総務省は、マイナポイントの付与対象になるマイナンバーカード申請期間を4月末まで延長した。従来は、3月末までのマイナンバーカード申請がマイナポイント付与の対象だったが、1カ月延長された。

マイナポイント事業はマイナンバーカード普及に向けた取り組みで、2020年9月からスタート。当初は2021年3月までの予定だったが、同9月まで延長されている。キャッシュレス決済サービスを提供する決済事業者を通じて、チャージまたは買い物に対してポイントを受け取れるというもの。ポイント上限は5,000円相当で、決済サービスによっては追加のポイント等も付与される。ポイントを得るためには、マイナンバーカードを取得し、PayPayやd払いなどの決済サービスを一つ選ぶ必要がある。

マイナポイント付与のためにはマイナンバーカードが必要だが、これまでは3月末までのカード申請が付与条件となっていた。これが4月末までに延長され、4月末までのカード申請であればマイナポイントの対象となる(カードの受け取りが5月でも可)。また、すでにマイナンバーカードを取得している人も期間延長の対象。

なお、これまで「3月末までの申請が対象」と告知していたこともあり、特に3月28日(日)のオンライン申請が混み合うと予想される。オンライン申請は24時間365日受け付けているが、総務省はできるだけ平日に申請するよう呼びかけている。

また、PASMOなど一部の決済サービスは3月末で申込受付を終了する。終了するのは、PASMOのほか、Bibica、オレボポイントカード、ひまわりカードPlus、JNB Visaデビット、NPOカード。

政府が「マイナンバーカード交付申請書(QRコード付き)」の本格的な発行を1月から開始したことを受け、マイナンバーカードの申請数も急激に増加。3月末の申請件数は約4,400万件となる見込み。3月1日時点の交付枚数は3,344万枚。