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東京五輪に来る人は「COCOA」を。海外向けルールブック

東京2020組織委員会と国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)は3日、東京オリンピック・パラリンピックに参加する関係者向けのプレイブック(ルールブック)の初版を公表。COCOAをインストールして接触状況を把握することなどが記されている。

プレイブックでは、新型コロナウイルスの感染を食い止めるため、検査によるウイルス保持者の特定や、感染した可能性のある人の追跡、隔離等により、感染の連鎖を断ち切ることが重要としている。

そのためのルールの1つとして、COCOAをダウンロード、インストール、登録することが記されている。また、健康報告用スマートフォンアプリも登録し、渡航の14日前から毎日健康状態をモニターすること、毎日体温を測って記録すること、その結果を報告することとしている。

そのほか、人混みを避ける、応援時には声援を送らず拍手をなど、行程ごとに行なうべき基本原則や枠組みが規定されており、各関係者は運営上の必要性に応じて策定されたガイドラインを遵守しなければならない。

プレイブックは、2020年12月の新型コロナウイルス感染症対策調整会議の中間整理をもとに、IOC、IPC、WHO、第三者機関および専門家からの助言と、コロナ禍の中で開催された国際的なスポーツイベントの経験を参考にして作成。今後の状況変化を踏まえて更新されるとともに、より詳細な情報の提供を予定している。