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JR東日本、来春から時差通勤でポイント還元。Suica定期券活用

JR東日本は、Suica定期券利用者の時差通勤を支援する新ポイントサービスを2021年春にスタートする。ピーク時間より前に通勤すると1日15ポイント、あとに利用すると1日20ポイントなど、ポイント付与による時差通勤推進と混雑緩和を目指す。2021年春から1年間の期間限定での実施を予定している。

対象となるのは、JR東日本在来線首都圏エリアで「Suica通勤定期券」を利用する人。エントリーとJRE POINT WEBの登録が必要で、ポイントはJRE POINTで付与される。なお、通学定期券やグリーン定期券は対象外。

ピーク時間帯は駅ごとに設定。ピーク時間帯前の「早起き時間帯」またはピーク後の「ゆったり時間帯」の利用でポイント付与する。ピーク時間が7時~8時30分の場合、6時~7時が早起き時間帯、8時30分から9時30分がゆったり時間帯となり、早起き利用で15ポイント、ゆったりは20ポイントとなる。

一定期間ごとにポイント還元対象の時間帯の利用回数を集計し、JRE POINTを還元する。なお、同日に複数回の利用しても1回とカウントされる。

対象エリアや各駅のポイント還元対象の時間帯、開始時期は詳細が決まり次第発表する。

回数券的な新サービス。同一運賃区間月10回で1回分を還元

また、回数券のように繰り返し利用でのポイント付与サービスも3月1日からスタートする。同一運賃区間の利用が同一月内に10回となると、運賃1回分相当のJRE POINTを還元。さらに、月11回以上の利用で、1回ごとに運賃の10%相当のJRE POINTを還元する。

例えば、運賃220円の区間の場合、月10回利用で220ポイントを還元。さらに、11回目以降の利用では、都度22ポイントが付与される形となる。なお、東京~赤羽(IC運賃220円)と東京~蒲田(同220円)など、区間が異なっても運賃が同じであれば、同一運賃区間の利用としてカウントされる

一定期間ごとに利用回数を集計。ポイントを還元する。