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セイコーマート、レジ袋を当面無料に

セイコーマートなど、セコマグループ小売店 1,224店は、7月から店で使用するレジ袋の素材を見直す。切り替え後は、プラスチックの使用削減のため、バイオマス素材30%配合のレジ袋となるが、レジ袋は無料配布を継続する。

対象となるのは、セイコーマート 1,172店、ハマナスクラブ 35店・ハセガワストア 13店・タイエー4店。

7月1日から、小売業を営む全ての事業者が対象となるプラスチック製買物袋の有料化が始まり、無料配布は禁止される。そのため、セブン-イレブン、ファミリーマートなどのコンビニ各社はレジ袋の有料化を行なう。この制度は、「海洋プラスチック問題、地球温暖化解決に向けた第1歩」(経済産業省)とされて、消費者のライフスタイル変革を促す狙いがある。

ただし、バイオマス素材の配合率が25%以上のものは有料化の対象外となる。これは、植物由来でCO2総量を変えない素材であるため。セイコーマートでもこの仕組みを活用し、7月1日以降、バイオマス素材 30%配合のレジ袋を採用し、無料配布を継続する。

セコマグループでは、当初は7月1日以降のレジ袋有料化の方向で準備していたという。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するための「新しい生活様式」への変化が求められる状況となっていることから、レジ袋の有料化を延期。価格や有料化の時期については、今後も継続して慎重に検討していくという。