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広告費、ネットがテレビを超える。電通「2019年 日本の広告費」

電通は11日、「2019年 日本の広告費」を発表した。デジタル領域やイベント領域を追加推定し、日本の総広告費は、6兆9,381億円となった。インターネット広告費は、テレビメディア広告費を超え、初めて2兆円を超えた。

新たに「日本の広告費」における「物販系ECプラットフォーム広告費」と「イベント」領域を追加推定し、通年で6兆9,381億円。前年同様の推定方法では6兆6,514億円(前年比101.9%)で、8年連続のプラス成長。

インターネット広告領域の成長やイベント関連が総広告費全体を押し上げ。インターネット広告費は2兆1,048億円(前年比114.8%)で、テレビメディア広告費(1兆8,612億円/前年比97.3%)を初めて超えた。

また、新たに「物販系ECプラットフォーム広告費」と「イベント」領域を追加。

物販系ECプラットフォーム広告費は、生活家電・雑貨、書籍、衣類、事務用品などの物品販売を行うECプラットフォーム上で、当該プラットフォームへ“出店”している事業者が当該プラットフォーム内に投下した広告費と定義している。2019年の推計値は1,064億円。

なお、「物販系ECプラットフォーム広告費」を除いたインターネット広告費は、前年同様の推定方法でも前年比113.6%の1兆9,984億円。

「イベント」は、広告業が取り扱うイベント領域のうちディスプレイ、PR館、プロモーション映像制作などを除外した販促キャンペーン、ポップアップストア、スポーツイベント、PRイベントなどの製作費。推計値は1,803億円。