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福岡県で宿泊税新設、1泊200円。福岡市と北九州市では市税も

福岡県 Webサイトより

総務省は、福岡県および福岡市、北九州市における宿泊税の新設について、15日付けで同意。2020年4月1日に、宿泊税に関する条例が各自治体で施行される。

宿泊税の納税義務者は、該当地域内の宿泊施設における宿泊者。対象となる宿泊施設は、旅館業(旅館・ホテル営業・簡易宿所営業)を営む施設、国家戦略特別区域法の認定事業(特区民泊)を行なう施設、住宅宿泊事業(新法民泊)を営む施設。

福岡県の宿泊税は、宿泊者1人1泊につき200円。ただし、市町村が宿泊税を新たに課す場合、県税の税率は宿泊者1人1泊につき100円となる。

北九州市内、福岡市内は特例となっており、北九州市内の宿泊税は宿泊者1人1泊につき200円で、このうち県税は50円、北九州市税が150円。

福岡市内の宿泊税は宿泊料金によって異なり、宿泊者1人1泊につき、宿泊料金2万円未満の場合は200円、2万円以上の場合は500円。いずれもこのうち県税は50円で、150円、450円が福岡市税となる。

税収見込額は、福岡県が平年度約15億円、福岡市が同約18.2億円、北九州市が同約3億円。

税収の使途について、福岡県と北九州市は観光資源の魅力向上、旅行者の受入環境の充実等としている。福岡市は「九州のゲートウェイ都市の機能強化」、「大型MICE等の集客拡大への対応」および「観光産業や市民生活へ着目した取り組み」に要する費用に充てるとしている。