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メルカリ、「越境販売」に対応。海外からメルカリ商品注文

フリマアプリの「メルカリ」は、15日から海外から商品購入可能となる「越境販売」を開始する。これにより、日本で出品された商品が国外でも購入可能となり、販売機会の向上が見込まれる。

越境販売は、越境ECサポートの代理購入サービス「Buyee」との連携によるもの。Buyee上で海外から注文が入ると、海外の利用者に代わってBuyee公式アカウントがメルカリ上の商品を購入。メルカリの出品者は、Buyeeの国内拠点へ商品を発送する。商品到着後、Buyeeスタッフによって検品・受取評価を行ない、売上金を付与。以降の海外配送等は全てBuyeeが行なう。

経済産業省の調査では、2018年の越境EC市場規模は6,760億ドル、前年比27.5%と成長しており、2020年までは対前年比20%台の成長率が見込まれる。メルカリでも、Web版のメルカリへの海外アクセス数が2017年から約6倍に増加しており、潜在的な購買ニーズがあるため、今回の代理購入サービスを介した越境販売の実施に至ったという。

なお、Buyee上で出品される商品は、メルカリ上で出品後、一定期間を経た商品に限るという。

メルカリでは、2019年8月から出品から一定期間が経過した商品の越境販売の実証実験を実施。海外で人気のカテゴリーは「キャラクターグッズ」で、日本のアニメやゲームのグッズなど、日本でしか購入できないものが注目されているという。