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京都烏丸通の新複合施設名称は「新風館」

NTT都市開発は13日、旧京都中央電話局跡地で開発中の施設名称を「新風館」と決定。出展テナントなどの概要を発表した。開業は2020年春を予定。

新風館は、旧京都中央電話局の建築物を一部保管・回収した施設で2001年~2016年までの間商業施設として営業していた。名称の由来は「京都に新しい風を吹かせたい」という思いから。旧京都中央電話局の建築物は京都市指定・登録文化財第一号となっている。

2017年10月から「新風館再開発計画」が始まり、今回新たに、旧新風館のコンセプト「伝統と革新の融合」と、その名称である「新風館」を継承することなどが決まった。これにより、「この場所ならではの魅力を持つ、街のランドマークとなる施設」を新コンセプトとし、ホテルと商業施設の複合施設として生まれ変わるという。

新風館ロゴ

所在地は、京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町 586-2 外。敷地面積は6,384m2で、地下2階、地上7階建、高さは約31m。延床面積は25,537m2

施設内には4スクリーン、合計215席のミニシアター「アップリンク京都」を始め、グルメ/スイーツ6店舗、ファッション/ライフスタイル13店舗などが出展。京都ならではの店舗や関西初出店、京都初出店の店舗なども入居する。

商業ゾーンのイメージ
商業ゾーンの中庭のイメージ

そのほか、期間限定店舗が出店されるポップアップスペースを展開。また、アジア初上陸となる米国発のエースホテルが「エースホテル京都」をオープンする。

エースホテルは1999年に米・シアトルでオープン以来、独自のデザイン性やコンセプトを展開しており、京都においても西洋と東洋の間で交わされてきた互いの文化へのあこがれをデザインの随所にとりいれているという。客室数は213室。

エースホテル京都の客室イメージ

施設は旧京都中央電話局を保存している保存棟、より大規模な新築棟の2つで構成。保存棟は地上1階をショップ&レストラン、地上2~3階はエースホテル京都という構成。

新築棟は地下1階がアップリンク京都、地上1階がショップ&レストラン、地上1階の一部及び地上2~7階がエースホテル京都になる。地下2階は京都市交通局烏丸御池駅5番口と直結して地下鉄の利便性が向上している。

新風館は保存棟と新築棟からなる