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PASMOキャッシュレス還元の登録受付開始。9月中に済ませるべし

PASMO ホームページ

交通系ICカードの「PASMO」が、経済産業省が推進するキャッシュレス・消費者還元事業(ポイント還元事業)に参加。ユーザーが還元を受けるための登録受付が、9月17日から開始されたので、早速登録してみた。

PASMO、10月からのキャッシュレスポイント還元事業に対応

PASMOよりも先に、Suicaのキャッシュレス・消費者還元事業参加が9月4日に発表され、多くの東京近郊私鉄ユーザーは指をくわえて遠い目をしていたのではないだろうか。そして9月11日、PASMOの参加が発表され、私鉄各線の車内はいつになく明るい雰囲気となった(ような気がする)。

ただし還元を受けるには、事前の登録が必要。登録の受付が開始されたので、登録手順や内容について説明しよう。なお、登録日以前の買物は、ポイント付与の対象外となるので、9月中に登録を済ませておきたい。登録は、定期券や小児用PASMOなど記名PASMOのほか、無記名PASMOでも可能。PASMO PASSPORTは対象外。

準備する物はPASMOだけ。ちなみに筆者は10年以上1つのPASMO定期券を使い続けており、券面は激しく磨耗し、かなり汚れている。こんな古びたPASMOでも登録は可能だ。

かつての“見せる”スタイルであれば、定期券として成り立たない様相

まず始めに、「PASMOキャッシュレスポイント還元サービス」の専用サイトにアクセス。ページ内の「会員登録をする」、もしくはPCの場合は右側、スマホでは下部に常時表示される「会員登録」のアイコンをクリックする。なお専用サイトには、PASMO ホームページからアクセスできる。

専用サイト 画面

仮登録画面が表示されるので、メールアドレスを入力し、利用規約を読んだ上で「利用規約に同意する」にチェックを入れて「次へ」をクリック。利用規約のページを見なければ、「次へ」はクリックできない。また、1つのメールアドレスで登録できるPASMOの数は1つだけ。

会員仮登録画面

仮登録で入力したメールアドレス宛に、本登録用URLが届く。本登録のページでは、PASMOの裏面右下にある「PB」から始まるID番号、および氏名、郵便番号、住所、電話番号、生年月日、パスワードを入力する。

赤枠部分がID番号(ぼかしを入れている)
本登録でID番号を入力する(画像は画面の一部)
確認画面では、ID番号が赤文字で目立つように表示される(画像は画面の一部)

登録後の確認画面の最下部にある、「登録」をクリックすれば登録が完了。付与されるポイントの確認や登録情報変更などを行なうマイページが作られる。マイページでは、前月までの各月のポイント合計、各集計期間のポイント合計、各集計期間の確定ポイントを確認できる。また獲得したポイントは、翌月にマイページに反映される。

マイページ画面

登録をすれば、自動的にポイント分がジャンジャンチャージされるわけではなく、還元の手続きが必要。

PASMOではポイント集計期間を3期に分けて設定。2019年10月1日から12月31日(第一期)、2020年1月1日から3月31日(第二期)、2020年4月1日~6月30日(第三期)の期間ごとに集計される。一集計期間の還元額の上限は20,000円。

各ポイント集計期間を経過すると、翌月上旬(1月、4月、7月)に還元の案内メールが届く。メールにはQRコード(引換番号)、還元の方法、還元場所、還元期間、確定ポイント数が記載されている。還元場所に、登録したPASMOと還元の案内メール(印刷でも可)を持参して提示し、チャージを行なう。

この時の注意点は、PASMOのチャージ上限は、PASMOの残額と還元額を合算して2万円であり、合算が2万円を超えてしまう場合は還元を受けられない点。つまり、5,000円分の還元を受けるケースでは、PASMOのチャージ額を15,000円以下にした状態でのぞむ必要がある。

なお、PASMOキャッシュレスポイント還元サービスの専用サイトにて、ポイント還元受取場所一覧のPDFが公開されている。