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横浜みなとみらいエリアに新複合施設「横浜ハンマーヘッド」

新港ふ頭客船ターミナルと横浜市が推進する複合施設「横浜ハンマーヘッド(YOKOHAMA HAMMERHEAD)」の商業施設が10月に開業する。商業施設、ホテル等各施設の名称と開業予定日が発表された。

完成イメージ

横浜ハンマーヘッドは、「YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT」として推進されている、客船ターミナル施設を中核に、「食」をテーマとした体験・体感型/ファクトリー型の商業施設、およびホテルからなる複合施設。

施設コンセプトは「ヨコハマ ウミエキ」。3方向を海で囲まれる海上立地で、客船ターミナルから街が近いという特性を活かし、ミナト街全体のさらなる発展、および訪れる人々が横浜の文化を感じ、豊かな“ミナト時間”を過ごす横浜拠点を目指すとしている。

所在地は横浜市中区新港2丁目14番1で、みなとみらい線馬車道駅徒歩10分、みなとみらい駅徒歩12分、京浜東北線桜木町駅徒歩15分に位置する。

地図

施設周辺も一体的に整備し、突端部分にはハンマーヘッドクレーンを中心としたハンマーヘッドパークが整備される予定。ハンマーヘッドパークの開業予定は2020年3月下旬。

ハンマーヘッドクレーンとは、1914年(大正3年)に新港ふ頭に設置された、国内初の港湾荷役専用のイギリス製のクレーン。経済産業省近代化産業遺産、土木学会選奨土木遺産に認定されている。

完成したハンマーヘッドクレーン 1917年(大正6年)。横浜みなと博物館所蔵

新港ふ頭客船ターミナルについては、11万6千総トン級の客船にも対応できるよう、公共岸壁の改良により総延長340m、水深9.5mに変更。開業は11月4日で、新港ターミナル第1号入港として、カーニバルコーポレーション社のダイヤモンド・プリンセスを予定している。また客船ターミナルには、税関、出入国管理、検疫を行なう施設が設置される。

ダイヤモンド・プリンセス入港時のイメージパース

商業施設の名称は「ハンマーヘッド SHOP&RESTAURANT」。食をテーマに、レストランやティーショップ、ドリンク&テイクアウト、その場で作るスイーツファクトリー、有名ラーメン店が集積するフードホールなど、25店舗のテナントが入居予定。1階と2階をつなぐ吹き抜け空間には海をテーマにしたアートオブジェを設置している。

商業1階イメージ(吹き抜け部分)
施設ロゴ
施設シンボルマーク

ホテルの名称は「インターコンチネンタル横浜Pier 8」。開業予定は11月。インターコンチネンタルブランドの日本初進出となった「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」が、経営と運営を手がける。客室数は全173室で、いずれも45m2以上。館内には、レストラン、バー、バンケットルーム、スパ、ジム、ルーフトップを備える。

横浜ハンマーヘッドの敷地面積は約17,400m2。階数は5階建て。