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Netflixの全世界加入者は1億3,900万人。独自作品をさらに強化

映像配信サービスのNetflixは、2018年第4四半期および通期の決算を発表した。2018年の売上高は前年比35%増の160億ドル、営業利益は倍増の16億ドル。2018年末の有料会員数は1億3,900万人となった。前年比では2,900万人の増加となった。

第4四半期の有料会員数は過去最高の880万人増(前年同期比33%増)で、うち730万人は米国外となっている。

オリジナルシリーズだけでなく、オリジナル映画も好調で、サンドラ・ブロック主演のオリジナル映画「バード・ボックス」は、配信後4週間で全世界8,000万世帯が視聴。世界各国でのオリジナルコンテンツの制作を継続しており、2019年はアジア8カ国から100本以上のオリジナル作品を配信予定。うち日本、台湾、タイ、インド、韓国からは17本の新作制作を予定している。

スペイン発のオリジナル作品「エリート」は、配信後4週間で全世界2,000万世帯が視聴。同作の出演者がグローバルで新たなスターになったことも強調している。また、「YOU ー君がすべてー」、「セックス・エデュケーション」、「ボディガードー守るべきものー」などのコンテンツも人気を集めた。

エリート出演者は、配信後にInstagramフォロワーが急増。スターに

'18年12月には初の実写インタラクティブ作品「ブラック・ミラー:バンダースナッチ」を配信。メンバーがストーリー内で意思決定を行なう作品となっている。

オリジナル作品を強化する一方、外部からの調達コンテンツは減らす傾向。台本なしの作品も2年前から強化しているが、その代表作として、片付けコンサルタント“こんまり”こと、近藤麻理恵の「KonMari〜人生がときめく片づけの魔法〜」(1月1日配信開始)を挙げている。

KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~​

また、日本のKDDIをはじめ、スペインのTelefonica、米国のComcastやT-mobile、米国やドイツのSky、フランスのFreeといった通信会社などとの取り組みを拡大している。