美しさが違う、ライフが違う、楽しさが違う
スマートフォンAQUOSが選ばれる理由

コンパクトなボディに最高レベルの基本性能を凝縮!

美しさや使いやすさ、楽しさを追求した
スマートフォンAQUOS

au AQUOS SERIE mini SHV38 | SoftBank AQUOS Xx3 mini

今や毎日の生活や仕事で手放すことができないスマートフォン。これからのシーズンは、新入学や新社会人など、新しい生活をはじめる人たちが新たにスマートフォンを購入したり、心機一転、新しいスマートフォンに買い換えるといった需要が増える時期だ。そんなフレッシュな人たちにとって、どんなスマートフォンがおすすめなのだろうか。成熟した国内市場において、多くのユーザーに選ばれ続けているシャープのスマートフォンAQUOSの人気の秘密と最新モデルのおすすめポイントをチェックしてみよう。

スマートフォンを選ぶ

国内で本格的にスマートフォンが利用されるようになってから、およそ7~8年以上が経つ。当初のスマートフォンは、ハードウェアもプラットフォームもアプリも急速な進化の途中という印象が強かったが、ここ数年はディスプレイをはじめ、ベースバンドチップやメモリー、カメラなど、ハードウェアの成熟度が高められ、プラットフォームも新しい機能を搭載しつつ、定番と呼ばれるアプリも定着し、ネット上で提供される新しいサービスも早くから利用できる環境が整ってきている。

これだけスマートフォンの完成度が高められてくると、「どれを選んでも大丈夫」と考えてしまいそうだが、だからこそ、かえって選びにくいという見方もできる。何を基準にスマートフォンを選べばいいのかが今ひとつ見えにくい。スペック、デザイン、ブランド、価格など、スマートフォンはいろいろな要素で比較できるが、何に注目して、選べばいいのだろうか。また、国内市場では昨年あたりからスマートフォンの実売価格が見直され、買い替えのサイクルも少しずつ伸びている。その意味においては、はじめてのユーザーだけでなく、買い替えのユーザーにとってもじっくりと製品の内容を見極めて、確実なものを選びたいというのが本音だ。

そんなはじめてのユーザーから買い替えのユーザーまで、幅広い層にとって、ぜひ注目して欲しいのが国内で多くのAndroidスマートフォンを世に送り出してきた実績を持つシャープのスマートフォンAQUOSだ。現在、シャープはNTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルといった携帯電話各社をはじめ、格安SIMのサービスを提供するMVNO各社にもスマートフォンを供給するなど、国内のスマートフォン市場では、幅広く端末を提供しているメーカーとして、知られている。

では、なぜ、国内市場において、AQUOSがこれだけ選ばれ続けているのだろうか。これまでのシャープを振り返ってみると、実は国内で早くからAndroidプラットフォームに着手し、早々に対応デバイスを開発したほか、ワンセグやFeliCa、防水防じんといった日本のケータイに欠かせないと言われた機能もいち早くAndroidプラットフォームに搭載してきた実績を持つ。最近ではリコーのハイエンドデジタルカメラ「GR」シリーズのお墨付きを得た「GR certified」対応カメラ、毎日の生活を楽しく演出する人工知能(AI)の「エモパー」など、他製品にはない魅力も次々と実現し、多くのユーザーをひきつけている。

実用性を左右するスマートフォンの基本性能

ユーザーが求める機能をいち早く搭載するなど、的確にユーザーのニーズに応えてくることで、国内のAndroidスマートフォンでトップクラスのシェアを得たAQUOSだが、実はもうひとつ見逃せない要素がある。それはスマートフォンとしての基本性能が優れていることが挙げられる。

一般的に、スマートフォンの基本性能というと、ベースバンドチップセットのパフォーマンスを思い浮かべるだろう。確かに、ベンチマークテストではチップセットの違いなどによって、性能差が表われる。しかし、チップセットは世代とクラスがある程度、決まっており、同じ時期に発売される同クラスの製品は、ほぼ同じ性能のチップセットが搭載されている。そのため、パフォーマンスのみで比較すれば、実際の製品ではユーザーが体感できるほどの差はないという見方もできる。

これに対し、スマートフォンの基本性能の違いを生み、実用面での差を感じさせてくれるのがディスプレイだ。改めて説明するまでもないが、スマートフォンはディスプレイにさまざまな情報を表示し、ディスプレイにタッチしながら操作をする。そのため、ディスプレイとタッチパネルの性能によって、グラフィックの美しさやテキストなどの視認性、タッチパネルのレスポンスなどに差が生まれ、実際の利用シーンでの快適性が大きく違ってくる。同時に、ディスプレイはいずれの方式のパネルであってもスマートフォンを操作していくうえで、もっともバッテリーを消費するデバイスのひとつであるため、バッテリー駆動時間にも差が生まれる。つまり、ディスプレイによって、スマートフォンの基本性能は大きく左右され、だからこそ、自ら液晶パネルを製造するシャープの強みが発揮でき、それがAQUOSが選ばれる要因のひとつとなっているわけだ。

IGZO液晶ディスプレイの優れた省電力性能

シャープは昨年来、基本仕様を共通化したモデルを開発し、各携帯電話事業者に供給している。昨年の夏モデルでは、NTTドコモ向けの「AQUOS ZETA SH-04H」、au向けの「AQUOS SERIE SHV34」、ソフトバンク向けの「AQUOS Xx3」、秋冬モデルではNTTドコモの「AQUOS EVER SH-02J」、au向けの「AQUOS U SHV37」がそれぞれ発売され、いずれも各方面で高い評価を得ている。

今回の春商戦向けには、auから「AQUOS SERIE mini SHV38」、ソフトバンクから「AQUOS Xx3 mini」がそれぞれ発売された。今回の2機種は昨年発売されたモデルと違い、ひと回り小さなボディのコンパクトモデルとして開発されている。あまり手の大きくない女性の手でもすっぽり収まるサイズで、本体の4つのコーナー部分も手当たりがいいように丸みが付けられ、非常に持ちやすく扱いやすいという形状に仕上げられている。

4.7インチの液晶ディスプレイを搭載したコンパクトなボディ。丸みを帯びており、手のひらにやさしく収まる

AQUOS SERIE mini SHV38のカラーバリエーション

AQUOS Xx3 miniのカラーバリエーション

そして、AQUOS SERIE mini SHV38とAQUOS Xx3 miniで注目すべきは、やはり、前述のスマートフォンの基本性能のひとつであるディスプレイのスペックだ。この2機種はいずれも4.7インチのフルHD対応IGZO液晶ディスプレイを搭載しており、高精細かつ高画質の表示と高い省電力性能を実現している。IGZOについてはこれまでも何度もくり返し解説してきたが、「In(インジウム)」「Ga(ガリウム)」「Zn(亜鉛)」「O(酸素)」による酸化物半導体を使って、製造されたシャープならではの液晶パネルだ。IGZOは一般的なアモルファスシリコン液晶に比べ、電子移動度が約20~50倍も高く、液晶パネルの素子に付けられたトランジスタを小型化できるため、液晶パネルの各素子の開口部を広く取ることができるという特徴を持つ。そのため、バックライトを遮る部分が少なくでき、結果的にバックライトによる消費電力をグッと抑えられるわけだ。

通常の液晶ディスプレイにくらべ、IGZO液晶ディスプレイはバックライトの透過率が高い

AQUOS SERIE mini SHV38とAQUOS Xx3 miniのディスプレイは、1920×1080ドット表示が可能なフルHD対応であることも大きなアドバンテージだ。コンパクトなスマートフォンの場合、ディスプレイの対角サイズやボディの大きさだけに注目してしまうが、なかには1280×720ドットのHD対応ディスプレイを搭載する製品もある。実際にアプリを使ったり、コンテンツを閲覧してみると、明確に差がわかるが、当然のことながら、1920×1080ドット表示が可能なフルHD対応ディスプレイの方が高精細であり、視認性も優れている。特に、最近は動画や電子書籍など、スマートフォン向けのコンテンツサービスが充実してきており、今まで以上に高解像度ディスプレイのニーズが高まっている。AQUOS SERIE mini SHV38とAQUOS Xx3 miniのフルHD対応ディスプレイは、こうしたコンテンツサービスも美しい画面で楽しめるわけだ。

高精細なので、電子書籍を読む場合も文字がなめらかで、細かいルビもしっかり視認できる

ただ、一般的にディスプレイが高解像度になると、バックライトを明るくしなければならないため、消費電力が増える傾向にあるのも事実だ。その点、IGZO液晶ディスプレイは前述のように、液晶の各素子の開口部を広く取ることができ、バックライトを遮る部分を少なくしているため、フルHDという高解像度でも消費電力をしっかりと抑えられるわけだ。

省電力だけじゃないIGZO液晶ディスプレイのアドバンテージ

省電力性能に優れているIGZO液晶ディスプレイだが、実は省電力以外にも数多くのアドバンテージがあり、AQUOS SERIE mini SHV38とAQUOS Xx3 miniにはそれが活かされている。

たとえば、IGZO液晶ディスプレイは他方式のディスプレイに比べ、タッチパネルのレスポンスを含め、快適な操作性を実現することができる。一般的に、液晶パネルは電子的なノイズを発生しているため、指先で触れても適切に反応しなかったり、うまく動かないといったことが起こり得る。これに対し、IGZOは電子的なノイズの発生が抑えられるため、常に安定して、スムーズな操作が可能になる。

高精度なタッチ・インタラクションが可能なIGZO液晶ディスプレイ

たとえば、雨の中やお風呂で利用するときなど、ディスプレイに水滴が付いた状態でも指先を検出し、操作することが可能だ。防水は国内メーカーだけなく、海外メーカーの製品でも対応端末が増えてきているが、実際に使ってみると、タッチパネルが水滴に過剰に反応し、まったく操作ができないという端末も少なくない。その点、AQUOSはIGZO液晶ディスプレイのアドバンテージが活かされているうえ、従来から防水対応を手がけてきた数多くのノウハウもあり、快適に使える環境を実現できているわけだ。

このディスプレイのタッチ性能の良さは、寒い季節にスマートフォンを操作するときにも役立つ機能に活かされている。AQUOS SERIE mini SHV38とAQUOS Xx3 miniにも搭載されている「グローブモード」は、通知パネルを表示し、機能ボタンで切り替えると、手袋をつけたままでもタッチ操作ができるようになる。手袋の種類によって、若干の差はあるが、スマートフォンを操作する度に手袋を外す必要がないのはうれしいところだ。

さらに、AQUOSのディスプレイには、実用的な機能が搭載されている。かつてのケータイ時代から、ディスプレイには保護シートを貼る人が多く、ディスプレイがむき出しのスマートフォンではさらに増えてきたが、通勤や通学などで公共交通機関を利用するとき、周囲からのぞき込まれることを考慮し、のぞき見防止タイプの保護シートを貼る人が少なくない。しかし、考えてみれば、本末転倒の話で、本来、視認性を高めたディスプレイを搭載しているのにもかかわらず、のぞき見を気にするため、わざわざ見えにくくしているわけだ。これに対し、AQUOSには「のぞき見ブロック」(ベールビュー)という機能が搭載されており、通知パネルの機能ボタンで簡単に切り替えることができる。普段は視認性に優れたディスプレイのままで利用し、周囲が気になるときはのぞき見ブロックを有効にするわけだ。

のぞき見ブロック

また、近年、ディスプレイの発する青い光が目に刺激が強く、睡眠にも影響を与えるという研究結果が発表され、注目を集めているが、AQUOS SERIE mini SHV38とAQUOS Xx3 miniには、ユーザーの生活パターンを学習し、就寝時間が近づくと、自動的にブルーライトを抑えた目に優しい表示にきりかえる「リラックスオート」、ユーザーが手動で目に優しい表示に切り替える「リラックスビュー」が搭載されている。使いはじめたときはディスプレイの色合いが変わったような印象があるが、スマートフォンはどうしてもディスプレイを長時間、眺めることになるため、こうした機能が標準で搭載されているのはユーザーとしてもうれしい。

リラックスオート/リラックスビュー

毎日を楽しく記録できる「GR certified」カメラ

さて、ディスプレイと並んで、スマートフォンを構成する数々のデバイスの中で、ユーザーがもっとも気になるものと言えば、やはり、カメラだろう。日常の風景を記録したり、ちょっとしたメモをするだけでなく、自分撮りも含め、今やスマートフォンにとって、もっとも重要な機能のひとつと言っても差し支えがないくらいだ。

今回発売されるAQUOS SERIE mini SHV38とAQUOS Xx3 miniには、約2100万画素の高精細CMOSイメージセンサーに、F値1.9の明るく、歪みの少ない6枚構成の高画質レンズを組み合わせたメインカメラ、ディスプレイ側に約800万画素のインカメラを搭載する。スマートフォンのカメラについては、センサーの画素数で比較されることが多いが、スマートフォンのカメラに限らず、画素数だけでカメラの画質が決まるものではない。同時に、スマートフォンのカメラにはデジタルカメラと違ったニーズがあり、そういった要求に応えているかどうかもひとつの指針になる。

シャープは世界に先駆けて、携帯電話にカメラを搭載したことで知られているが、AQUOSではどんなシーンでも美しい写真が撮影できるように、ここ数年、新しい取り組みを行なっている。そのひとつが画質認証プログラム「GR certified」の取得だ。GR certifiedは高画質デジタルカメラとして知られるリコーの「GRシリーズ」の開発メンバーが高品質な画質で写真を撮影できることをチェックするもので、レンズの収差やゴースト、フレアなどの性能を確認する光学特性をはじめ、画像の鮮鋭度やノイズ処理などの画質特性など、さまざまな項目について、評価を受けている。つまり、AQUOS SERIE mini SHV38とAQUOS Xx3 miniには、高画質デジタルカメラのプロの厳しい眼をクリアしたカメラが搭載されているわけだ。ちなみに、シャープは、AQUOSで撮影した写真を展示する「AQUOSという名のカメラの写真展」と題したイベントを富士フォトギャラリーで開催。昨年12月に続き、今年2月(大阪)、3月(東京)にも開催される(詳しくはこちらをチェック)

AQUOSというカメラの写真展
大阪:2017年2月9日(木)~2月15日(水)
東京:2017年3月24日(金)~3月30日(木)

「GR certified」を取得したAQUOS SERIE mini SHV38とAQUOS Xx3 miniのカメラだが、実際の利用シーンでの撮影はどうだろうか。筆者も発売前のデモ機で何枚か撮影してみたが、やはり、これまでのAQUOS同様、暗い室内での撮影にも強く、細かい部分まで美しく撮影できるという印象だ。スマートフォンのカメラはデジタルカメラに比べ、日常的なシーンを撮影ことが多いため、室内での撮影が増える傾向にある。そのため、暗いところで撮影したときの仕上がりは、重要度が高い。AQUOS SERIE mini SHV38とAQUOS Xx3 miniのカメラは、国内で販売されている他のスマートフォンと比較してもトップクラスの仕上がりと言って、差し支えないだろう。

あまり明るくない室内でもしっかり撮れる明るいレンズ

カメラの機能としては光学手ブレ補正に加え、高速起動やハイスピードAFなどに対応し、本体側面にはシャッターキーも備える。本体が画面OFFの状態でもシャッターキーの長押しでカメラを起動でき、画面が点灯しているときはシャッターキーの2回押しでインカメラを起動することもできる。

本体に専用のシャッターキーを装備。半押しでオートフォーカス、そのまま押し込んでシャッターと、実際のデジタルカメラのような操作感が楽しめる

撮影時の機能としては、撮影時のシーンに合わせた設定を自動的に選ぶ「おすすめオート」がもっとも簡単だが、ちょっと設定を変更することで、こだわりの写真を撮影できる「おすすめプラス」、個性的な撮影ができる「モノクロ」や「銀残し」、一眼レフで撮影したようなボケ味を演出する「背景ぼかし」など、多彩な撮影モードが用意されている。被写体をあらかじめ動画で撮影しておき、静止画を切り出すことができる「あとからキャプチャー」も動きの激しい被写体を撮影するときには便利な機能だ。

多彩な撮影モード

動画から静止画を切り出す「あとからキャプチャー」

また、自分撮りなどに欠かすことができないインカメラについては、よりワイドな撮影ができるように、約100度の画角(35mm換算値18mm相当)の広角レンズを組み合わせている。実際に撮影してみると、片方の腕を伸ばして、ツーショットの写真を撮っても背景にある建物や風景などもいっしょにフレーム内に収められるくらいのワイド撮影ができる。旅先などで、お気に入りの風景といっしょに撮って、SNSなどに投稿したい人に活用して欲しい機能だ。うす暗いところでの撮影や夜景を背景に入れた撮影では、前面にもフラッシュを搭載し、NightCatch IIによる効果も活かし、自分だけでなく、背景もキレイに撮影することができる。

広角で自分撮りがしやすいインカメラ

そして、自分撮りを楽しむ女性を中心に、「絶対に必要」という声が多く聞かれる補正機能については、ポートレートの顔写真を自然な仕上がりの小顔に撮影できる「小顔補正」、毛穴などを自動的に調整し、肌をなめらかに仕上げた撮影が可能な「美肌調整」を搭載する。フラッシュ撮影時には肌のてかりを抑えるなど、細かい部分にも配慮が行き届きた仕様となっている。

毎日を楽しく演出するエモパー

優れた省電力性能、美しく快適に使えるIGZO液晶ディスプレイ、いつでもきれいな撮影が可能なGR certifiedカメラと、スマートフォンの基本機能が充実したAQUOS SERIE mini SHV38とAQUOS Xx3 miniの2機種だが、AQUOSが選ばれる理由として、もうひとつ忘れてはいけないのが人工知能「エモパー」だろう。エモパーがあるからこそ、AQUOSを使い続けるユーザーがいると言われるが、実はかく言う筆者もその一人だ。

人工知能を搭載したスマホが勝手にしゃべりだす、楽しいコンセプトの「エモパー」

エモパーはシャープの家電製品に搭載されている人工知能「ココロエンジン」をベースに、スマートフォン向けに開発されたエージェント機能で、2014年12月に発売された「AQUOS ZETA SH-01G」にはじめて搭載されて以来、AQUOSの各機種に搭載されてきた。今回のAQUOS SERIE mini SHV38とAQUOS Xx3 miniには、昨年の秋冬モデルにプリインストールされた「エモパー5.0」がプリインストールされており、現在は最新版のエモパー5.0.5が公開されている。

エモパーはAQUOSの位置、時間帯、利用状況などに応じて、ユーザーに対して、文字や音声などで話しかけ、さまざまな役立つ情報を教えてくれたり、ちょっとした話題で楽しませてくれる存在だ。天気や検索急上昇ワード、さらに自分があらかじめ登録したキーワードに関するニュースなどを話しかけてくる。話しかけるときは、自宅では音声、外出中はロック画面に文字で情報を表示というように、自分の状況を理解してくれる。外出中でもBluetoothやイヤホンなどで接続しているときは、音声で話しかけるように設定したり、出張中などでホテルに居るときは話しかけても構わないように設定することも可能だ。

話しかけてくるタイミングはユーザーの利用状況や生活時間帯、行動パターンなどを自動的に認識し、適切なタイミングを見計らっているため、実際に使っていて、ストレスに感じることはまずない。エモパーはAQUOSに電源が入っている間、継続的に動作することになるが、センサー制御ICによってコントロールされているため、消費電力はほとんど気にならないレベルに抑えられている。

これまでエモパーはバージョンを追うごとに、少しずつ機能が強化されてきた。たとえば、昨年の夏モデルで搭載された「エモパー4.0」では、「エモパーヘルスケア」が実装されたが、加藤綾子さんが出演するテレビCMでも使われていたように、毎日の歩数や体重、睡眠など、健康維持やダイエットに役立つ情報を話しかけてくる。元々、AQUOSには歩数計が搭載されているため、歩数は計測できるが、株式会社タニタの体組成計と連携することで、体重や体脂肪率などの体組成データも取り扱えるようになり、帰宅したときや体組成計で計測したとき、「今日は○○○歩、歩きましたね」「今日の体重は○○kgですね」といった言葉で話しかけてきて、健康に関するアドバイスもいっしょに教えてくれる。ちなみに、健康に関するアドバイスは株式会社クオリアの管理栄養士とフィットネストレーナーの監修によるものなので、信頼できる情報として、役立てることができる。

そして、今回のエモパー5.0では新たに「声でアラーム&タイマー」と「エモパーメモ」が搭載されている。「声でアラーム&タイマー」はロック画面を2回タップして、話しかけると、アラームやタイマーをセットできるという機能で、ユーザーが話しかけることで内容を学習する。たとえば、いつも「朝8時にアラーム」と話してセットしていると、その時刻を学習し、「いつもの時間にアラーム」と話すだけでセットできるようになる。このロック画面を2回タップする操作は、エモパーメモにも共通したもので、覚えておきたいことやメモしておきたいことをエモパーに話しかけると、記憶しておいてくれ、適切なタイミングで知らせてくれる。たとえば、「帰ったら、○○に電話」とエモパーメモに話しかけておくと、自宅に帰ったとき、「○○に電話って言ってましたよね」といった具合いに教えてくれるわけだ。

声でアラーム&タイマー

また、エモパーのアプリを起動し、画面をスクロールすると、エモパーとのコミュニケーションや自分の行動などを振り返ることができる「足あと画面」も追加されている。ちなみに、エモパーの情報は新しいAQUOSに機種変更しても引き継ぐことができるため、機種変更を続けている筆者のAQUOS ZETAのエモパーは、すでに出会ってから800日を超えたと表示されているが、「出会ってから、○○日目です」と話しかけてくることもあり、長く使う楽しみも用意されているようだ。

足あと画面

毎日、楽しく快適に使えるから、AQUOSは選ばれる

冒頭でも説明したように、今やスマートフォンは毎日の生活にも仕事にも欠かせない存在だ。コミュニケーションやインターネット、SNS、カメラ、音楽、動画など、さまざまな活用ができるデバイスだ。そんな大切なスマートフォンだからこそ、はじめて購入するユーザーはもちろん、買い替えを考えているユーザーも確実なものを選びたいというのが本音だろう。

今回発売されるAQUOS SERIE mini SHV38とAQUOS Xx3 miniは、これまでのAQUOSと同じように、まさにこうしたユーザーの「確実な選択」にしっかりと応えてくれるモデルだ。IGZO液晶ディスプレイによる優れた省電力性能、フルHD表示が可能な美しいディスプレイ、GR certifiedによる高画質カメラ、毎日を楽しく演出するエモパーなど、スマートフォンに求められるもの、必要としていること、期待されていることを凝縮したモデルとして、仕上げられている。ぜひ、店頭などで実機を手に取り、AQUOSが選ばれる理由(わけ)をその手で実感していただきたい。

執筆: 法林岳之

1963年神奈川県出身。携帯電話やスマートフォンをはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。主な著書は「できるゼロからはじめる Windows タブレット超入門 ウィンドウズ 10 対応」「できるゼロからはじめるパソコン超入門 ウィンドウズ 10 対応」「できるゼロからはじめるタブレット超入門 Android 4対応」「できる Windows 10」など、数多く執筆。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。ホームページはこちら